ウッドデッキ

今、やましたでは、ウッドデッキや木製フェンスには、レッドウッドをおすすめしております。数年前までは、主にアマゾンジャラをおすすめしておりました。アマゾンジャラは、固くて、重くて、しばらく屋外で使用していると、きれいなアッシュカラーになりとても良い樹なのです。しかし、アマゾンジャラを含める、いわゆるアイアンウッドといわれている木材は、原産地においては、乱獲伐採が行われてしまい、各国政府が伐採制限をかけていても、不正伐採が後を絶たないそうです。

自然なもの、天然のものの良さを求めて、天然木をおすすめしてきたのですが、それを使えば使うほど、自然界に負担をかけてしまうのは、忍びない思いがします。そんな思いで、最近は、レッドウッドをおすすめしております。

レッドウッドは、自生している樹は、すべて日本の屋久杉と同じように、天然記念物のようなもので、基本的には、伐採は許可されておりません。日本で販売されているレッドウッドは、すべて、カリフォルニア政府が管理している植林木で、ほぼ1社で独占的に輸入されています。伐採したら植林をするというサイクルが守られていますので、自然界への負担も少なく、逆に、森林を守る力にもなっているのです。

レッドウッドの特徴

レッドウッドの芯材(丸太の中心に近い部分)は、腐りと害虫に対して卓越した耐久性を兼ね備えております。レッドウッドの耐久性は他の木材に比べ、 格段に高いタンニンの含有量によるもので、無処理の状態でも害虫や腐食に対する抵抗力は従来の概念を遥かに超えています。 このタンニンは通常どの木材にも含まれる色素で、日本では柿の木の柿渋(=タンニン)が木材保護塗料として使われております。 タンニンはお茶にも含まれている成分なので人体に害はなく、この豊富なタンニンのおかげで木材をシロアリ、腐り、カビから守り、高い耐久性を持つ事が可能なのです。

また、レッドウッドは揮発性のヤニや油をほとんど含んでいない為に高い難燃性(燃えにくさ)を持っています。比較的発火しにくく、一旦火がついてもゆっくり燃え、 次第に弱まっていくという特性があります。 1906年に起きたサンフランシスコ大地震では、レッドウッドによって建てられた建造物群のおかげで、他の地域に火の手が広がるのを防いでいます。 現在、サンフランシスコでは屋外での使用許可がおりている唯一のデッキ材となっています。

さらに、レッドウッドは耐久性があるにもかかわらず、柔らかい木である為、足腰に優しく、安全性を最も必要とするお子様やお年寄りにも向いた、優しい素材 となっています。一般家庭はもちろん、公園、幼稚園、病院、老人ホームなど、数多くの施工例を実現しています。

では、「レッドウッド」の最も良く指摘される短所とは。それは、紫外線によってできるシミでしょうか?すでに指摘したとおり「レッドウッド」が腐りにくく、シロアリの食害を受けにくいのは、樹液に大量のタンニンを含むためです。同時に、そのタンニンが特に多い芯材のみを使っているからです。従って、木材「レッドウッド」はかなり赤みを帯びていますが、施工後、無塗装の場合は約半年でグレーに変色します。ただし、この経年変化を楽しむお客様も少なくありません。そして、当然のことながら変色を嫌うお客様には塗装仕上げを承っております。従って、「レッドウッド」の短所と言う問題を考える時、むしろ固有の問題ではなく、天然材のテイストを好むか好まないかの、お客様の嗜好によるところの方が、大きな選択基準となると思います。

天然木の素朴な風合いを好まれる方には、最適な材木であると信じて、やましたでは、レッドウッドをおすすめしています。

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